始めに、“スッ”と立てるようになりましょう。この形を知るには一度つま先立ちします。
SB111 姿勢をもう一度考えましょう
ふらつかないで楽に立てるバランスを探していくと、次のことがわかります。
①あごを少し引き気味にして、正面を見ている。
②背筋が伸びる。
他にも気づいた人は、それが自分のバランスを取るうえで大切なことですから忘れないようにしましょう。
さて、つま先立ちのバランスを見つけたら、頭の位置を変えないつもりで静かにヒールを降ろします。でもヒールにどっかり体重を乗せないようにします。
この形を保って踊りたいのです。これだけでダンスの質が良くなります。
今すぐ鏡の前にたち、拳ひとつ分くらい高くなり、すっと立っている自分を見つけてください。
あなたが魅力的に変身したら、踊っていても、周りの人たちがあなたの変身に驚いているのを肌に感じることができるでしょう。
それでも、そうした形で踊るのがいかにも偉そうとか、恥すかしいと思われる人は聞いてください。
周りの人が観たいのは、ふだんの姿のまま踊っているあなたではなく、変身した素敵なあなたの姿です。ダンスと考えず演劇部でダンスシーンを練習しているくらいに考えてみてはどうですか?
ちなみに背筋を伸ばしてと言われる人は、一度両手で自分をしっかり抱き締めて背中を丸めましょう。このとき同時に屈むのも効果があります。
そうして一度丸めた背中をそ~つと伸ばします。
ただ背中を伸ばそうとするより、このほうがはるかに真っすぐになると思います。
ハッピー・ダンシング!