SL114 Rumba 34 ロープ・スピニング発展形

投稿者: | 2021年3月19日

今まで取り上げたルンバのフィガーの発展形を紹介します。サークルでも挑戦して楽しみを増やしましょう。

 

ルンバの発展形(10-13) (2021/03追加)
Rumba 34 ロープ・スピニング発展形
(Rope Spinning Developments)

 

(「サークルで上達するボールルーム・ダンス(ラテン編)」より)

 

「通常、アレマーナの最後で女性がスパイラルしてから始まりますが、これはロープ・スピニングには含まれません」と書きましたが、教師用テキストには「先行フィガーの最後で男性は女性にスパイラル・ターンさせる」とした前置きの後で、ロープ・スピニング6歩の説明があります。しかし、この二つは分けて考えるのが妥当な気がします。

そこで、先行にスパイラル・ターンしない方法から紹介しましょう。

 

発展形(10) アンダーアーム・ターンから入る

「ロープ・スピニングはスパイラル・ターンから入る」の考え方で固まっているかも知れませんが、実は、アンダーアーム・ターンから入るというシンプルな方法もあります。

 

① オープン・ベーシック(オープン・ヒップ・ツイストの1~3)からアンダーアーム・ターン・トゥ・Rの3歩を踊り、そこから直接ロープ・スピニングの6歩に入ります。

※男性は女性がロープ・スピニングで歩き出しやすいよう、アンダーアーム・ターンの回転を少なめにしつつ体を少し左に捌くなどの調整しましょう。

※スパイラル・ターンがないので初心者は「スパイラルが上手くリードできない」「スパイラルが上手く踊れない」などの恐怖から解放されますので、男性は優しくリードし、女性は綺麗にウォークすることに専念できます。

 

■動画

上の説明に近い動画を見つけましたので参考にしてください。

 

 

 

発展形(11) アレマーナ最後で男性の左回転

①まずアレマーナを踊ります。女性は普通にアレマーナを踊りますが、男性は5歩目左足を軸に左に1/2回転! 女性に背を向けて終わります。(*男性はこの他の回転量も試して見ましょう。回転の間の左肘に注意)。

②続いてロープ・スピニングに入ります。

発展形(10)のアンダーアーム・ターンをアレマーナに変更するだけですが、これも、男性は知らないと使えません。上の動画も参考にしましょう。

 

 

発展形(12) ダブル・ターンに挑戦!

上級者向けです。先行のスパイラルをダブル・ターンにします(本当は2回転より少ないです)。かなり難しいですが、比較的初心者の女性でも成功する秘訣を内緒でお教えします。

成功させるために考えること:

① 男性は2回転させる間、女性の回転軸を崩さないような手の使い方をします。

② 女性が2回転に失敗する理由は、女性の右手肘から手首の位置がボディからずれてしまう所にあります(これは1回転の時も同じですが)。この問題解消に、魔法のような方法があります。それは、自分の左手で右腕を掴み、位置を固定する事です(写真)。あとは男性が回してくれますので、自分で回ろうとせず、任せれば良いのです。

この練習を繰り返し、女性は右手に「あるべき位置」を覚えこませましょう。まずはこれでスタートし、上達するに従い、それ以上きれいに踊る方法を探せば良いでしょう。

(肘の固定)

 

発展形(13) スパイラル・ターンでの男性右手の使い方

下の動画の1:04辺りからをご覧ください。オープン・ヒップ・ツイスト ~ コンティニュアス・ヒップ・ツイストの3歩を踊り、そこから、女性のスパイラル・ターン ~ ロープ・スピニングに入っています。

このスパイラル・ターンの時の男性の右手の使い方を取り入れましょう。男性は女性のバランスを崩さないよう、両手の使い方に気をつけましょう。

 

ハッピー・ダンシング!