質問52 乗りの良さを身体で表現したい

投稿者: | 2020年6月6日

まだ身体が動くうちにと、サークルのパーティーでジャイブのデモにチャレンジします。音楽の乗りの良さを身体で表現したいです! アドバイスをお願いします。(女性)

 

今まで個人的に、あるいはダンスファン誌を通じて多くの質問を頂きました。中にはとても初級レベルのものもありましたが、初心者にしてみると切実な疑問や質問に違いありません。そこで、頂いた質問のレベルで選別することなく記録に残します。お役に立てばうれしいです。なお、回答には現時点の考えに書き直していることもあります。

 

 

❶一人で踊れるように
何事も準備が大切です。まず、家でも音楽を聴き、一人でルーティンを踊れるようにしましょう。

 

❷ヘッドは上に
一人で練習するとき、バランスがヒールの方にどっかり行かないように、ヘッドを軽く上に保つことに気をつけましょう。基本的に「ヘッドを軽く上に」保ちますが、演出として別の形をとることは、勿論あります。

 

❸今までと違う動きに出合う
次に、ステップをしながら体をでたらめに動かす気持ちで練習してみてください。「でたらめに動く」と、物凄く「だらしなくて変」な動きと思うでしょうし、「そんな変なことやりたくない」と思うかもしれませんが、これをしていると今までと違う動きに出合う筈です。

 

❹肩甲骨をグニャグニャに
「肩甲骨をグニャグニャさせる」と聞くと、「なんだ、それは?」と思うかも知れませんが、ラテンに限らずスタンダードでも、とてもお勧めできる練習法のひとつです。では、肩甲骨をどのように動かせばよいのでしょう? やり方が気になりますが、実は「テキトーでOK!」、「でたらめ!」で良いのです。でも、肩ではありません、肩甲骨です。

 

❺外れた動きにならない?
それでは実際に、ジャイブでもワルツでも何でも、肩甲骨をでたらめに動かしながらステップしてみましょう。すると、「あれれ??」。でたらめに動かしているのに、ステップから外れた動きにならないので驚かれることでしょう。ステップから外れないといより、むしろ素晴らしくいい感じで踊れていることが分かることでしょう。これも「今までと違う動きに出合う」です。

 

❻実は…
なぜ「でたらめに動く」、「肩甲骨をグニャグニャさせる」で踊りが良くなるのでしょう? 実は、背中を綺麗な一枚にしようとして肩甲骨を固めていると、動きが限定されます。それがなくなるので、必然的にナチュラルでいい感じの動きに変わるのです。

 

ハッピー・ダンシング!