質問:ルンバで「もっと足の上に乗って」と言われますが、感覚がつかめず悩んでいます。(福岡県 女性)
次の説明が少しでもお役に立ちますように。
❶前進ステップを練習してみる
- 左足に乗ります。
- 右足は膝を曲げた状態で後ろに上げます(キューピッドみたく?)。この時、右骨盤ごとできるだけ高く上げましょう。
- そのバランスから、右足トウを「そ~っと」前の床にポイントすると、「右足前進でポイントした形」になります。この時、右足トウが外に向き、左ヒップが引けているのが観察できると思います。
- その形から、右足をフラットにしながらそっと右足に体重を移動します。すると、左足が送った分だけボディの右半分が出た姿になっていることでしょう。左足トウも外に向いているでしょう。
- この形は、ボールからステップすることで作られます。ヒールから出ると、体重移動後も僅かな前進運動が続き、ラテンらしくない動きになります。
❷後退ステップを練習してみる
- 左足に乗りヒップをセトリングします。
- 右足トウを前でポイントしたところから、ヒールを高くし、トウで床に細い直線を描くようにして後ろに持っていき、トウを外に向けてポイントします。
- 次に左足前半分を使って体重を右足に移動し、右足に乗ってセトリングします。
- 左足後ろ半分を使うと、右足の上でバック・バランスになるので注意が必要です。また、右ヒップを返しながら後退すると、後退の動きが途切れますし、右足に乗ったときにはヒップが外れてしまっているでしょう。セトリングは右足に移動してからと思っていて良いと思います。ヒップを無理に下に押しつけようとしなくて良いと思います。
❸グラハム・オズウィック氏のレクチャー “Call Me Old Fashioned”
彼はこのレクチャー の中で、
「ヒップは使わないで下さい。 もし足を使い、膝を使ってアクションをしたら、技術的に明白なことが起こります。ヒップアクションは脚部の曲げ伸ばしにより生まれるのです。ですから、やらなくていいんです」
と話しています。いろんな考え方があるかと思いますが、この言葉についても考えてみる価値は十分にあると思います。
❹下の記事も参考にしてください。
上手くいきますように!
ハッピー・ダンシング!