今まで取り上げたルンバのフィガーの発展形を紹介します。サークルでも是非挑戦して、楽しみを増やしましょう。
ルンバの発展形(2)
(2021/03追加)
オープン・ヒップ・ツイスト後半を変化させる
(Options Other Than Fan Position)
■基本フィガーを使って発展させます
オープン・ヒップ・ツイストをファン・ポジションで終わる ―― それは最も美しい終わり方のひとつに違いありません。でも、時には他の形に入ってみませんか?
実は、特に新しいことをしなくても、オープン・ヒップ・ツイスト後半を初中級者が既に習得しているフィガーに変えるだけでで、まるで別の踊りにすることができます。男性はこうした選択肢を覚えて使い分けると、自分も相手も踊りの楽しさが増すことでしょう。
【踊り方】
オープン・ヒップ・ツイストの5~6歩目にかけて、男性は左へ回転を増やして次のフィガーに入りましょう。
① 女性と正面になって【ダンス・ホールド】になり、ベーシック・ムーヴメントに入ります。とてもお洒落です。
② ①と同じく【ダンス・ホールド】になって、リヴァース・トップに。
③【左右】のまま女性と正面になり、再びオープン・ヒップ・ツイストに。
④ 女性と正面になってハンド・トゥ・ハンドに。
⑤ 女性と正面になってニュー・ヨークに。
【ファン・ポジションの注意点】
ファン・ポジションは案外軽んじられている感があります。その証拠に、後続のホッケー・スティックやアレマーナが上手くできない原因が、スタートのファン・ポジションの形が適切でない場合が多々あります。
これは、実はサークルで踊る人たちだけではないようで、以前、競技選手たちにファン・ポジションに関する注意を促すアメリカのコーチャーのブログを読んだことがあるくらいです。
ここでは、二つの注意点を挙げますので、熱心なダンサーは今一度ファン・ポジションを研究してください。また、もう少し詳しいことを「MA35 ファン・ポジションの形」に書いてありますので、そちらも参考にしてください。
(正面から見たファン・ポジション/モデル:穐吉泰典&戸田裕子組)
① 女性のファン・ポジションは、女性がそこからまっすぐ歩くと男性のぎりぎり前を通る位置になります。気持ちがホールドの方を向いていることが肝心です。このちょっとした点が次の動きに影響を与えるのです。
(男性から見た女性の位置)
② 男性は女性が開きすぎると判断した場合、すかさず自分の回転量を調整してカップルとしてのバランスをとりましょう。
【参考動画】
ハッピー・ダンシング!