これこそ最強の味方であり、最大の上達法です。あらゆる練習に先立ち、また、あらゆる練習の最中に、踊りのイメージを心に描くことが成功への近道です。
SB114 グレードアップするために(その9)
イメージで上手になってしまおう
あるフィガーや一連のアマルガメーションを練習しようとするとき、まず踊っているイメージを描くことから始めましょう。踊っているのは必ずしも自分である必要はなく、目標としている人や憧れている人の踊りでも構いません。
イメージの中での踊りが奇麗になって行くに従い、実際の踊りもどんどん奇麗になって行きます。イメージの中でうまく踊れない原因を見つけることさえあります。
今までいくら練習を重ねても満足する成果が得られなかったという人は、単に足型を追っていたり、上手になれる自分を否定していませんでしたか?
足型だけで踊れないことはすでに気づかれているでしょうし、上手になれることを否定するのは、上手にならない自分を作るのに成功したと同じです。
ですから表面的に上手になりたいと思わず、心の底から「うまくなるんだ!」と決定することが重要です。いくら遅く始めても必ず上達します。決して「うまくなる」ことを拒まないでください。
どうしてもイメージが描けない人は、私たちも使っている方法を真似してみてはいかがですか? 抜群の効果がありますよ。
①あそこに行けば先生がうまくしてくれる、と心で決定する。疑わない。
②先生に「上手になったね」と褒められ、大いに喜んでいる自分を想像する。
③自分の体に向かい話しかけ、褒めてあげる。例えば、「ホールドが柔らかくなったね。ありがとう!」とか、「どうしてこんなに踊りが奇麗になっちゃったの! すごい!」などのように。うまくできない所ほど、ダメダメと思わず、積極的に「良くなってきたね」と褒めるのがコツです。
ハッピー・ダンシング!