ひとりでグ~ンと上達する練習法をあなただけに公開しましょう。秘密ですよ。この話はSB107 グレードアップするために(その3)秘密の練習1,2の続きです。
SB108 グレードアップするために(その4)
秘密の練習3,4
秘密の練習3
前進でヒールに降りる練習
この練習も欠かすことはできません。要領は「練習2」と同じです。
●両足トウに上がり左足トウで前進し、トウからヒールに降ります。
●ヒールがついたときには右足が横に寄ってきています。できれば右足ヒールを前方の床にタッチするところまでを一連の練習としましょう。
●右足前進も同様に練習しましょう。
以上がトウを使っだ練習方法です。書いているうちに欲が出て、ロウアする所まで話が進んでしまいましたが、一番の目的は「真っすぐの形」を知ってもらうことですから、初めは前後にトウで歩くだけで充分効果が得られます。
更にその先に進みたい人は「練習2」、「練習3」の練習をし、斜め前、斜め後ろも加えた練習をすることをお勧めします。
秘密の練習4
後退で歩く練習
●左膝を軽く緩めてから右足1歩後退し、左足はヒール、右足はトウの状態で止まります。
●その形で「トントン」とバランスを前後に取った後、右足に体重を移動しヒールに降りますが、ヒールが床についたとき、左足は右足の横に寄ってきているようにします。
●次に右膝を軽く緩めてから左足を後ろに送り、左足トウで床を捕らえます。
●今度は右ヒールと左トウで「トントン」とバランスを取り、先程と同じことを繰り返します。
日常生活の中で爪先立ちになることがあっても、後退のステップが出てくる場面は殆どありません。世界を飛び回っているビジネスマンでも、スーパーマンのように家事をこなしている人でも滅多に後ろ向きに歩くことはありません。
しかし、それほど非日常的と言える後退の動きが、ダンスではありとあらゆる場面で出て来ます。神出鬼没なんて生易しいものではありません。
何せ、1人が前進していればもう1人はほとんど後退なのですから、これができるようになるということはものすごいことなのです。あらゆる場面を巧く処理できるのですから、上手くなるのは当然なのです。
女性で、ワルツのナチュラル・ターンの1歩目をひっくり返りそうになっていた人も、今日からは独立した一人の女性に転身です。
男性でスピン・ターンの6歩目で、いつも女性を道連れに倒れ込んでいた人は、これから思いやり溢れるジェントルマンに変身するでしょう。
「秘密」には心をキユツと引き締める力があります。
こんな練習を(しかも簡単な!)繰り返し、上達が実感できたときは宝の山をひとりで見つけたような喜びがあります。
少しでも「うまくなってきた」と感じられると、喜びは体にじわりじわり染み込み、そして大きく膨らんで更にダンスを上手にしてくれます。
ハッピー・ダンシング!