MA51 誰にも先読みはできない

投稿者: | 2020年2月3日

どこかの誰かのダンスに役に立つことを願い、拙書「社交ダンスがもっと好きになる魔法の言葉」を公開中。ここでは第5章「女性のための10の話」を紹介します。

 

 

MA51 第5章 女性のための10の話
 (第8話)誰にも先読みはできない

 

 

次のステップがなかなか読めない……

とぼやく女性がいますが、踊りでは、次のステップを決めるのは男性で、女性はそれにフォローしなければいけません。

 

それは分かっているのでしょうが、それでもなお、先読みしようとする女性がたくさんいます。気持ちはよく分かりますが……。

 

これは、あまりにも深刻な顔で踊っていた人との会話です。

「もしかしたら、次のステップが何か考えようとしています?」
「はい!」

「では、僕の知っているステップを全部知っていますか?」
「いいえ……(笑)」

 

男性は先々の動きを考えてステップを組み立てますが、女性はその男性の頭の中を読もうとする必要はありませんし、できません! 

では何をすべきでしょう? 

それは、すぐに動けるバランスにいること、そして、男性のリードで次の一歩だけステップすることを考えれば良いのです。

もちろん、次の一歩に移ったら、その次に動けるバランスを探します。

 

このように、ダンスの「バランス」とは、男性が「こっち!」と言う(=リードする)と「はいっ!」、「あっち!」と言うと「はいっ!」と言う風に、「瞬時に思った方向へ動き出せること」です。

つまり、「よっこいしょ」と、次の動きに時間がかかるほど安定したところに、決していてはならないのです。

 

 

先読みしないのはラテンでもまったく同じです。

極端な言い方をすると、ルンバでは女性は前進と後退だけを考え、男性からリードを受けたら止められるまで前進(後退)し続けると、メリハリの利いた踊りができます。

やってみてください。

はやく諦めましょう――――先読みは誰にもできません。
今と、今からの一歩に集中しましょう。

(「第5章 女性のための10の話(第8話)誰にも先読みはできない」おわり

 

ハッピー・ダンシング!