名称の「ボタ」はポルトガル語でブーツ、「フォゴ」は「かまど、火事」を言い、長靴で火を消すような動作からついたという説があります ―― 。ダンスを始めてからこの名前の由来を色々調べていましたが、拙書執筆中までに調べられたことが上記の話しでした。
SL84 Samba 05 シャドー・ボタ・フォゴズ
(Shadow Bota Fogos)
後年、「ボタ・フォゴの動きの形がボタフォゴ湾の形に似ている所から付いた」こをと知りました。近年は「クリス・クロス・ボタ・フォゴズ(Criss Cross Bota Fogos)」の名前も使われています。また、ボタ・フォゴは1語(Botafogos)のこともあります。
■「サークルで上達するボールルーム・ダンス(ラテン編)」
シャドー・ボタ・フォゴズの頁を開きましょう。
【前にくる主なフィガー】
・サイド・サンバ・ウォーク ・(男性)左方向へのトラベリング・ボルタズ など。
【後に続く主なフィガー】
・(男性)右方向へのトラベリング・ボルタズ ・(女性)右へのボルタ・スポット・ターン ・コンティニュアス・ボルタ・スポット・ターン など。
【ここに気をつけましょう】
☘💛上手な人の踊りを見ていると、男性と女性が左へ右へと、とても大きな距離を移動しているように見えるかも知れませんが、それは目の錯覚です。実際の動きでは、男性は女性の位置に、女性は男性の位置に移動 - つまり、移動する前の二人の距離と同じです。それは二人が離れる最大限で、それより少なくても良く、その場合、男性が1歩目、4歩目をその前の足と同じくらいの場所にステップすると良いと思います。足型図をもう一度見てください。
☘💛見えたように踊ろうとすると、まるで違う踊りになってしまう事が多々ありますので、注意が必要です。踊るときの男女が離れた時の【左右】のホールド感覚は、「サンバ・ホイスクスが終わった時と同じ」と思ってください。
☘💛手の使い方:3歩目で女性は左手を前方に、6歩目では上に伸ばしています。男性も同様です。共通の注意点は、
(1)腕は腕だけで上げたり、伸ばしたりせず、体の脇から使う。
(2)上に伸ばした時、手のひらは外側に向ける。正面や内側は美しさが損なわれますので、避けましょう。
(3)肘と手首できれいなラインを作りましょう ― などです。
■参考動画(YouTubeより)
ハッピー・ダンシング!