拙書「サークルで上達するボールルーム・ダンス(ラテン編)」、ルンバの足型図を参考にしながら説明をします。
SL69 Cha 12 スポット・ターン
(Spot Turn)
ニュー・ヨークやハンド・トゥ・ハンドの後でよく使うフィガーです。一歩目で相手を勢いよく押す人がいますが、押される人のバランスを考えると、それは出来ない筈です。
男女のホールドが離れ、一人で回る場合をスポット・ターン(Spot Turn / Solo Spot Turn)と言います。ホールドをしたまま女性がスポット・ターンする場合はアンダーアーム・ターン(Underarm Turn)と言います。両方の動画を添付しました。
■「サークルで上達するボールルーム・ダンス(ラテン編)」
添付PDFはルンバのスポット・ターンの説明ですので、次の変更を念頭に読んで下さい。
1⃣カウント(4.1)のステップを(4&1)のチャ・チャ・チャのステップに置き換えてください。
2⃣ルンバでの横へのステップはチャ・チャ・チャでは「右、または左へのシャッセ」に、前進・後退のステップは「ロック・ステップ」になります。
R04 Spot Turn
■動画1
一人で踊るソロ・スポット・ターン (Solo Spot Turn)
■動画2
右と左へのアンダーアーム・ターン (Underarm Turn to Right and Left)が動画の20秒辺りから出てきます。
これでグレードアップ!
♣💛1歩目の出し方を研究してスポット・ターン全体の踊りを綺麗にしましょう。男性左への、女性右へのスポット・ターンで説明しますが、逆足の場合も要領は同じです。方法は:
1.前のステップの上でボディの回転が始まり、次に、1歩目が出て行く足のつま先が軸足のそばを通って前方へポイント。
2.軸足を通過後、少し深めにクロスしたところから体重移動をします。
♣💛スポット・ターンで二人の手が離れる時、お互いに「相手を押さない!」。「ではどうするの?」
二人の手の間に壁があると思い、1歩目に出る時、その壁をなでるようにして離れます。ほら、上品にできたでしょ? つまり、相手を押さなくてもリード&フォローができるのです。
ハッピー・ダンシング!