どこかの誰かのダンスに役に立つことを願い、拙書「社交ダンスがもっと好きになる魔法の言葉」を公開中。ここでは第4章「ラテンの悩みを解決する10の話」を紹介します。
MA39 第4章 ラテンの悩みを解決する10の話
(第6話)足がもつれるトウ・ヒール・スイブル
ジャイブを習い始め、最初は余裕があった人も、トウ・ヒール・スイブルが出てきて「真っ青」になった人は多いのではないでしょうか?
いえ、みんなそうだと思います。
「どうすればいいの!」
「見るとやるでは大違い!」
「あああー、手足がバラバラ!」
ジャイブの基本の動きが少し分かってくると、口にはしませんが、「ジルバとあまり変わらないじゃん!」と余裕が生まれてきます。そう思い始めた頃にトウ・ヒール・スイブルが現れるとビックリ仰天。
なにせ、教わった通りにやっても、手足がバラバラで体が空中分解しそう!
これじゃダンスじゃない!
ダダをこねてる子供の動きの方が、まだ、まとまりがある(笑)!
以前、トラブっていたカップルが声をかけてきました。
「どうやっても上手くできません・・・・・・」
「トウを着いて、ヒールを着けて。でも、それをさせるのはその足じゃないんだよ」
「??」
「軸足をスイブルさせて、反対の足のトウとヒールを動かしているの」
「!!」
「こっちからあっちへ移動するのも、軸足を使って移動しているんだよ」
「・・・・・・できました!」
見た通りにやって上手くいかないときは、動きの起こる場所を探してみましょう。
動きを作っているのは体の軸と軸足です。
ダダこねてる子供も、体の軸を使っています(笑)。
(「第4章 ラテンの悩みを解決する10の話(第6話)足がもつれるトウ・ヒール・スイブル」おわり)
ハッピー・ダンシング!