タンゴは他のスイング・ダンスとは異なる踊り方をします。そこで最初にタンゴの基礎知識を勉強しましょう。ベースに使用するのはいつもの「サークルで上達するボールルーム・ダンス」です。
SB44 Tango タンゴの特徴とアマルガメーション1
ワルツと並びサークルのレッスンでは欠かせない踊りです。タンゴでは独特のホールドと足の置き方、また専門用語でぱショルダー・リード”や“CBMP”などが頻繁に出て来ますので、意味を初めに覚えてください。
■「サークルで上達するボールルーム・ダンス」第三章タンゴ
ここで学ぶフィガーとタンゴの特徴のページを開きましょう。
■アマルガメーション1
PDFを開いてアマルガメーションの流れを把握しましょう。ここで使われるのは下に記した基本の6種類のフィガーです。
- ① ウォークス
- ② プログレッシブ・リンク
- ③ クローズド・プロムナード
- ④ ロック・ターン
- ⑤ バック・コルテ
- ⑥ フォー(ファイヴ)・ステップ
★ホールドやステップの仕方が他のムーヴィング・ダンスと違いますので少し戸惑いがあるかもしれませんが、本当の初心者はブルースのような気持ちで踊ることをお勧めします。そして前進はすべてヒールから出られるように心掛けてください。
タンゴ・ポジションについの余談
「本当の初心者はブルースを踊るような気持ちで踊ることをお勧めします」と書きましたが、「本当の初心者」であっても、今の時点から、充分意識してこの足の形を作るようにしましょう。タンゴ・ポジションの形として(A)と(B)の二つ載せていますが、どちらの形も正解です。拙書の足型図では(B)にしていますが、その裏話を紹介しましょう。
私がダンスを始めたころNHKで「レッツダンス」という番組がありました。その中で、当時の世界チャンピオンのジョン・ウッド&アン・ルイス組がタンゴを踊ったのですが、そのとき、ジョン・ウッドのタンゴ・ポジションが図(B) のように見えて驚きました。「なぜ図(A) のようにしないのだろう?」と。でも、直ぐに納得できました。彼のように右足トウを少し内向きにするだけでCBMPに出る作業がとても容易になるのです。これに納得した経験があったので、いつか本を出すときの足型図にはこれを使おうと決めていたのでした。
サークルを始めて間もないころ(私がダンスを始めたころ)サークルの若者から「分かりやすい本」はないのかと聞かれたことがあります。そこで、「いつか、自分達が書いてあげる」と大きなことを言いました。悲しいことに若者は数年後他界してしまいましたが、彼との約束を守って出版したのが「サークルで上達するボールルーム・ダンス」なのです。
余談でした。
ハッピー・ダンシング!