先に勉強したウィスクは(1)で今回は(2)。教師用テキストではこのように分かれていませんが、拙書では踊り方が違うと考えたので二つに分けました。
SB31 Waltz 9 ウィスク(2)
(Whisk II)
ウィスク(1)はシャッセ・フロム・PPに繋げるのに便利ですが、この(2)の踊り方を覚えるとウィーブ・フロム・PPに繋げることができます。(注:拙書中では Whisk を「ホイスク」と表記しています)
ウィスク(1)で
「ムーア氏は無類のウイスキー好きで、レッスン前にはいつも1、2杯飲んでいました。そんなあるとき、左足からのクローズド・チェンジを踊ろうとしてよろけ、すかさず左足を右足後ろにかけたのがウィスクの起こりです。ウイスキーのおかげで生まれたこのフィガーの命名には手間をかけずに、ウィスクとしました」。(注:ウイスキー(whisky)から’y’ を取って)
と話しましたが、思うに、このエピソードにウィスクを綺麗に踊るヒントが隠されている気がします。
つまり、ウィスクを踊るときは「ウィスクを踊ろう」と思うのではなく、まず「クローズド・チェンジを踊ろう」、それから「さりげなく2歩目を後ろに持って行く」のです。初めから「2歩目を後ろにクロスしよう」と思って踊り始めると、2歩目が体の軸から外れてしまうことがあるからです。
ウィスクを踊るときは最初に「クローズド・チェンジを踊ろう」としてみましょう。素晴らしく綺麗に踊れるかも知れませんよ。
■「サークルで上達するボールルーム・ダンス」
ウィスク(2)の頁を開きましょう。詳しい説明を読んで、ウィスクの達人になりましょう!
■参考動画1 「パーティーはおまかせ」のDVDから
ここで使われているアマルガメーションは次の通りです。
ホバー・トゥ・PP、ウィーブ・フロム・PP、ターニング・ロック、バック・ウィスク、ウィング、右へのシャッセ、オープン・フィニッシュ、アウトサイド・チェンジ。
ウィーブ・フロム・PPの前の「ホバー・トゥ・PP」は「ウィスクに入りそうで入らない」ようなステップです(笑)。これも使ってみましょう。
ハッピー・ダンシング!