ビクター・シルベスターのモダン・ボールルーム・ダンシングをお届けします。このページから本の全容と、各項目にジャンプすることができます。
「モダン・ボールルーム・ダンシング」
(ビクター・シルベスター著/神元誠・久子翻訳/白夜書房)2005年12月出版
原書名:Modern Ballroom Dancing (Victor Silvester)
世界で60万部以上の販売実績を誇る、ボールルーム・ダンス本のトップセラー。1922年の第1回世界プロフェッショナル・ボールルーム・ダンス選手権のチャンピオン、ビクター・シルベスターがダンスの歴史を遡り、スタンダード・ダンスの起源と発達を語る。実習編では、初心者にも適した踊りから上級者向けまで詳しく解説。
ビクター・シルベスターは楽団を率いていたことでも有名ですし、同様に、ストリクト・テンポを確立した人としても名が知れ渡っています。私がダンスを始めた時にも、イギリスからビクター・シルベスター・グランド・オーケストラのLPを何枚も買い求めていましたので、そのように著名で偉大な人が書かれた本の翻訳をさせて頂く機会を得たことは、この上なく光栄でした。
神元 誠・久子
目 次
第一章 歴史
第二章 実習
ダンスファン(白夜書房)の依頼で翻訳を開始した所、様々な言葉の意味が分からず、たちまち行き詰ってしまいました。「世界で60万部売れている本とはいえ、購入した人たちはそうした言葉を難なく理解できるのだろうか?」、そう考えた私は、アメリカ人で日本語をほとんど話さない英会話の先生を数時間雇い、私が理解に苦しむ箇所の意味が分かるかどうか質問することにしました。すると、その先生も「分からない」というのです。
ダンスをしないが英語堪能のいちアメリカ人が「理解できない、調べないと分からない」というのです。そうであれば、欧米の文化から離れている私たち日本人はもっと大変に違いない。そう思ってまとめたのが「訳者のノート」です。読者の皆さんのお役に立てば幸いです。
神元 誠