拙書「社交ダンスがもっと好きになる魔法の言葉」の続編として、「読むだけでダンスが上手くなれば儲けもの」、そんな話を書いていこうと思います。当然、サークルレベルの話です。
魔法の言葉 Part 2
MA80 更にうまくなる20の話(その17)
手印を使う?
(1)最初に、林重光氏による「一瞬で惹きつける声を出す方法」の動画を見てください。
見終わったら動画と同じ実験をしてみましょう。
実験1.手を「グー」にして深呼吸してみる。次に、「小指と薬指を曲げた」手にして深呼吸し、それぞれ息がどこに入るかを観察する。
実験2.二人一組になり、一人は椅子に座る。立っている人は「グー」の手と「小指と薬指を曲げた」手を使って座っている人を立たせようとし、座っている人はそれに抵抗する(下の画像参照)。その成否と、その時の呼吸を観察する。
実験3.再び二人一組になり、一人は足を肩幅より少し広く開いて立ち、もう一人はその人の背後から両肩に手を当て左右に揺する。この時、揺すられる人は、「苦手な物、人、食べ物など」をイメージします。結果はどうだったか。
次に、揺すられる人はイメージするものを「好きな物、人、食べ物など」に変えて実験します。
ここでの実験は手の形と関係ないですが興味深いものがあります。
(2)次に、「SYSTEMA TOKYO」の「一瞬で再現可能!~」を見てみましょう。
実験4.見終わったら動画と同じく、「薬指と親指をくっつけて」実験してみましょう。
イコンの画像をネットで調べると「小指と薬指を親指にくっつけている」のもありますので、その形で実験してみるのも良いかも知れません。
上の二つの動画で共通していることは、どちらも手の形を変えることで発揮する力が変わるというものです。
「それを社交ダンスに応用できないだろうか?」
そう考えて、ルンバやチャチャチャで実験してみると、
■スポット・ターンやアレマーナ・ターンが安定した。
■空いている手(ホールドしていない方の手)が上手く使えて、踊りのバランスが良くなった。
と言う声が。踊った本人は、どうしてそんな風に変わってしまうのか不思議がっていました。
「手印」をアドバイスした私たちも不思議でなりませんが、たったこれだけのことで、努力せず上達できるのですから、「これは使える!」と大満足です。
もしあなたも「やってみよう」と思われましたら、これもしてみてください。
●指を曲げたり、親指にくっつけたりせず、薬指、小指、親指にどの程度の意識や緊張感を持って行くと、どう変化するか。
楽しい結果が得られますように!
ハッピー・ダンシング!