歯医者さんで「夜中に歯ぎしりをしていませんか?」と聞かれたことがありませんか?「歯ぎしり」や「歯を食いしばる」癖のある人は、私が開発した(?)この簡単な方法をやってみて下さい。もしかすると、即効解決するかも知れません。
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■「歯ぎしり/食いしばり」を軽減する方法
早速、偶然見つけた方法を紹介します。やってみて下さい。
●口の力を抜き、軽く開いた状態で、顔を左右に振ります。それだけ。
●初めてやるときは軽く振るところからはじめましょう。私は突然勢いよく始めたので首の筋肉痛になりました。慣れるに従い、徐々に勢いよく振ります。
●肩や目の力も抜きましょう。特に「目」は関係なさそうに思えますが、振りが悪くなります。今にも涎をたらしそうなアホっぽい顔にするのがコツです。
●時々、左右、前後に少し傾けて顔を振るのも一案です。
これで、自分でも驚くほど一気に歯の食いしばりが解消されました。嬉しさの余り、藤井聡太さんの師匠、杉本昌隆八段や木村一基九段にお知らせしたいと思ったほどです。(笑)
■発見に至った経緯と医者が勧める方法
歯医者さんで「夜中に歯ぎしりをしていませんか?」と聞かれたことがあります。
「眠っているので分かりません」
そんなそっけない返事をするのも気が引けるので、
「そうかもしれません。しているのでしょうか…」
とお茶を濁しました。
作ってもらった睡眠時用マウスピース(マウスガード)をすると、確かに歯を食いしばっている感じがありました。そこで、ある夜、実験することにしました。
それは、英語の「TH」の発音のように、上下の歯の間に舌を軽く置き、そのまま眠ることでした。歯ぎしりをしているなら、舌が痛くなって目が覚める筈ですから。
どうなるか楽しみに眠りにつくと、夜中に舌が痛くて目が覚めました。しかも舌が切れそうなくらい歯が食い込んでいたのでビックリ! おそるおそる歯を上下に開いて舌を解放しましたが、ちょっと焦りました。(笑)
小さいとき母に「口を閉じて歩きなさい」と言われた私は、「口を閉じる=歯も閉じる」と思い込み、以来、それは完全に私の習慣となりました。「口を閉じても上下の歯が接しない」状態など思いつきもしなかったのです。
ある日、車を運転している時に、ふと「首(顎)を振ったらどうだろう?」と思い、次の信号で止った時に実行しました。すると実にいい感じに思えたので、赤信号で止まるたびにやりました。きっと、バックミラーに写る私の異様な行動に、前の車の人は驚いていたことでしょう。今でも、日常生活の中でふと気づいたときにこれをやって、口の緊張を解放しています。
この方法を発見してから2週間ほどしたとき、「歯ぎしり」を扱うTV番組がありました。ゲストの歯科医は「両顎の付け根を指でマッサージ」することをアドバイスしていましたので、読者の皆さんはこれも試してみて下さい。
■それはダンスに役立つか?
「G067 頑張らないでうまくなる方法」の中に「最小限の筋肉を使う」とか「筋肉の緊張を減らす」話がありましたので、口の緊張を解放することで、体の他の部位の動きに良い影響を与えると考えられます。「歯を食いしばって踊る」と「口の力を抜いて踊る」で違いがあるか、実験してみて下さい。
ハッピー・ダンシング!