質問37  サークルの男性は余り上手じゃなくて…

投稿者: | 2020年5月27日

質問37 上手な男性に踊ってもらいたいのですが、サークルの男性は余り上手じゃなくて…。(東京都 女性)

 

今まで個人的に、あるいはダンスファン誌を通じて多くの質問を頂きました。中にはとても初級レベルのものもありましたが、初心者にしてみると切実な疑問や質問に違いありません。そこで、頂いた質問のレベルで選別することなく記録に残しています。皆さんのお役に立てばうれしいです。

 

 

回答

心中お察しします。上手な人と踊ると全然違いますからね。でも、ここでちょっと考えてみましょう。もし他の人もあなたと同じように「上手な人に踊って貰いたい」、「上手な人と踊りたい」と考えていたらどうでしょう? きっと誰もがその望みを叶えることは難しいでしょう。つまり、何が言いたいかというと、あなたが踊りたいと思う上手な人も、あなたより上手な人と踊りたいと思うわけですから。

 

まず、自分はどのようなダンスをしたいのかを考えましょう。健康のためなのか、社交のためなのか、競技会にでたいのか、プロの先生とデモをしたいのか、などなど。

 

次に、そのために出来ること(経済面、その場所までの距離、都合のつく時間帯)などを整理し、それが満たされる所を探しましょう。

 

その上で今のサークルに落ち着いたのでしたら、それは、自分に与えられた環境の中でできる最善の場所です。サークル、カルチャースクール、団体レッスンは「同じ会費を払って習いに来た人の集まり」であることを認識した上で、その中でできる喜びをみつける努力をしましょう。

 

繰り返しになりますが、「どんなダンスをしたいのか」、それを考えることは大切だと思います。その考えが明確であればある程、自分のやるべきこと、自分にできることがはっきりしますので、迷わずその方向へ進んでいくことができると思います。一方、その考えが漠然としていると、漠然とした不満を抱くことがあります。「漠然としている中の漠然」ですから、実体のない、自分が本当に感じている不満ではないこともあります。

 

ここで誤解を避けたいのですが、「すごく上手な人に踊ってもらいたい」、「すごく上手な人と踊りたい」と望んではいけないと話しているわけではありません。むしろ逆で、どんどん楽しい、素晴らしいイメージを膨らませてください。

 

そして、きっと訪れるその時のために、今できるトレーニングと勉強をしておきましょう。サークルでもきちんとポイントを押えて練習して行けば、必ず上達します。

 

そして、ある日、上手な人と踊っているとき「どこの教室に通っているの?」と聞かれる位の自分になってしまいましょう! その日はきっと来ます!

 

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ハッピー・ダンシング!