G058 質問27 コントラ・チェックの意味は?

投稿者: | 2020年5月20日

質問27 “Contra Check” の “Contra” は、CBMの大きなチェックという意味でしょうか? それとも「コントラバス(contrabass)」のように単に「大きいもの」のような意味でしょうか。(男性)

 

回答:

コントラ・チェックのコントラは “CBM” や “CBMP” の「C」と同じ意味の “Contra” で、「出る足とは逆のボディを使う/ボディと反対側の足を使う」意味です。つまり、コントラ・チェックでは、男性は右足ウエイトで右ボディが出ていきながら左足を出して行くので(女性は反対のアクション)、この名前が自然についたのだと思います。

 

「”CBM” の大きなチェック」と考えるのは少し違うと思います。繰り返しになりますが、”CBM” とは「出した足と反対側(コントラリー)のボディ)が、出した足の方向へスイングすること」です。例えばワルツのナチュラル・ターン1 歩目の男性右足が床につき、その足の上を体重が乗り越そうとするとき、左半身(腰から肩にかけて)がスイングすることをいいますので、 「”CBM” の大きなチェック」の表現の中に、このスイングのイメージが入っているのだとすると、それは違うと思います。やはり、「”CBMP” のチェック」と考えるのが良いと思います。この場合はステップの大きさは関係なく、ステップが大きくても小さくても “CBMP” は “CBMP” です。

 

ご質問に「コントラバスのように大きいものの意味?」ともありましたが、調べてみると、コントラバスは「通常のバス楽器あるいはボーカルの範囲より1オクターブ低く合わされる」とあり、語源は contra (“against”) + basso (“low”) と出ていました。楽器の場合、音を低くするために大きくなったと思いますが、コントラ・チェックの場合ステップの大きさは関係なく、置く位置が問題になります。

 

参考までですが、コントラリー(Contrary)とコントラ(Contra)はどう違うのとの質問を受けることがあります。調べてみると、英語としては、コントラは接頭辞」で、コントラリーはコントラから派生した「形容詞」という違いがありますが、同じような感覚で使われていると思います。ちなみに、ジェフリー・ハーン氏のテキストでは、「コントラリー」ではなく「コントラ・ボディ・ムーブメント」と「コントラ・ボディ・ムーブメント・ポジション」の表現が使われています。

 

ハッピー・ダンシング!