2020年4月22日から公開を始めた「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」が、全23回で終了しました。翻訳者として、ビル&ボビー・アービンさん達に対する著者オリバーさんの気持ちが、少しでも日本ダンス界の皆さんに届けられていることを願っています。最後に何点かお伝えして、終わりにします。
書籍「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」
1.使用写真について
- 原書 “The Irvine Legacy” と翻訳本「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」そして、翻訳本とこのブログでも挿入写真の配置は文脈に影響のない範囲で異なっている所があります。
- 原書のカラー写真は、このブログでもカラーにしました。(翻訳本は白黒印刷)
2.目次について
- 原書の目次に対し、翻訳本では小見出しを増やしました。
3.補足説明と索引
- このブログでは省略します。
4.ダンスファン1回目未使用原稿から
書籍出版に先立ち、2012年ダンスファン4月号から新連載「アービンが遺したもの」が始まりました(翻訳:神元久子)。下の文章は一回目原稿に用意し、使わなかったものです。
「オリバーが亡くなった・・・」
夫が悲しい顔で私にそう言いました。昨年11月12日夜のことです。訃報を知った英国のウェブ・ニュースには更にこうありました ―
「ダッチ・オープン(11月11日)でドニー・バーンズは胸が熱くなる計らいをした。オリバーが好きだったクイックの曲 “If my friends could see me now” が流れたのだ。誰もいないフロア・・・オリバーの魂が踊っているようで観衆は総立ちとなり手を叩き、涙した。」 ― と。
サークルで活動するだけの私は生前のオリバーさんとは無縁でしたが、彼の著書を翻訳する機会を頂けたのは、この上ないご縁だと思っています。彼が書き留めた一語一語を大切に翻訳して行こうと思います。
5.映像
- 最後の最後に二つの映像を紹介します。いずれも限定公開にしてありますので、ここだけでご覧ください。
- *Theses videos are ‘limited release‘ for this blog only.
❶Tribute to Bill & Bobbie Irvine MBE (日本語アフレコ)
これは2010年1月に発行されたDance Wing 52号の付録DVDで、2009年UK Congress で行われたビル&ボビーの追悼番組です。1時間20分ほどありますが、日本語のアフレコをしてあります。
出典:Dance Wing 52 / Studio Himawari
❷ Tribute to Oliver Wessel-Therhorn (英語)
2009年のビル&ボビーの追悼番組に出場していたオリバーがガンで亡くなりました(2011年11月12日)。番組ではマーカス&カレン・ヒルトンとウィリアム・ピノをゲストにオリバーを偲びます。45分ほどの中に、オリバーの踊るシーンなどがたくさん入っています。
出典:”2011 United Kingdom Open Championships & Congress” DVD / Studio Himawari