「足型図でうまくなるダンス(タンゴ/スロー・フォックストロット編)」(神元誠・久子著/白夜書房)にも「サークルで上達するボールルーム・ダンス」にも書かなかったフィガーを紹介します。
AU22 Foxtrot 19 ホバー・フェザー
(Hover Feather)
ホバー・フェザーは教師用テキストには入っていますが、「サークルで上達するボールルーム・ダンス」にも「足型図でうまくなるダンス」にも入っていません。
余談ですが、拙書を購読された方から「もっとアマルガメーションを入れて欲しかった」「もっとコラムが読みたかった」「リード&フォローの説明も欲しかった」などのお便りを頂いたことがあります。
私たちとしても「あれこれ」盛り沢山にしたいのですが、出版計画時からページ数(=コスト)と販売予想を考えなくてはなりません。そうした制限の中で「入れるもの」と「削るもの」が出てきます。しかし、ネットではそうした制限がないので、こうしてホバー・フェザーを加えることができるという次第です。
さて、そのホバー・フェザーは3歩構成で、「男性がヒール・プルした後で」使われるフィガーです。一般的に推奨されるのはナチュラル・ターンの5歩から繋げる方法ですが、ナチュラル・ホバー・テレマークやナチュラル・ツイスト・ターン後半にも含まれています。フェザー・ステップに良く似ています。
■「MODERN BALLROOM DANCING」(Henry Jacques / The New Era Publishing Co.)
今回は1938年に出版されたヘンリー・ジェイクスの分厚い本から、ホバー・フェザーの頁を紹介します。足型図が入っています。
⚫カウント:QQS
⚫ライズ&フォール:前のステップの最後にライズし、ホバー・フェザー2歩目の最後でロアーします。
■参考動画1 Hover Feather (New Steps to Success / Studio Himawari)
スリー・ステップから ナチュラル・ターンの1~5でヒール・プル(SQQSS)し、ホバー・フェザーに繋げています。動画はクローズド・テレマークまで入っています。
■参考動画1(How to Dance Series 2 / Foxtrot Grade 2 / UFO Production )
ピーター・エグルトン&ブレンダ・ウィンスレード(Peter Eggleton & Brenda Winslade)の踊りを見てみましょう。ホバー・フェザーは20番目に出て来ます。この動画のアマルガメーションは下に記載しています。
(How to Dance Series 2 / Foxtrot Grade 2 / UFO Production )
1. Feather Step DC (SQQ)
2. Reverse Turn (SQQSQQ)
3. Hover Telemark (SQQ)
4. Feather Step DC (SQQ)
5. Reverse Wave with Impetus Ending (SQQSQQSQQ)
6. Feather Finish (SQQ)
7. Open Telemark (SQQ)
8. Open Natural Turn (SQQ)
9. Outside Swivel (S)
10. Feather ending (SQQ)
11. Top Spin (QQQQ)
12. Three Step (SQQ)
13. Natural Weave (SQQQQQQ)
14. Top Spin (QQQQ)
15. Closed Telemark (SQQ)
16. Feather ending (SQQ)
17. Hover Telemark to PP (SQQ)
18. Weave from PP (SQQQQQQ)
19. Three Step (SQQ)
20. Natural Twist Turn with Hover Feather ending (SQ&QSQQ)
21. Reverse Turn (SQQSQQ)
22. Three Step (SQQ)
23. Natural Telemark (SQQQQ) ~ 2につなげる
ハッピー・ダンシング!