どこかの誰かのダンスに役に立つことを願い、拙書「社交ダンスがもっと好きになる魔法の言葉」を公開中。今回は最終章「知って得するあんな話こんな話10話」です。
MA56 第6章 知って得するあんな話こんな話10話
(第3話)使える時間
私たちがサークルで教えるのは、「どうしたら綺麗にリード&フォローができるか」、それだけと言い切っても過言ではありません。
ダンスを習い始めのうちは、
「ステップを覚えて早く遊びに行きたい」とか、
少し踊れるようになると、
「バリエーションを覚えて目立ちたい」とか、いろいろ思うことでしょう。
実際、私もそうでしたからよく分かるのです。
でも、少し踊れるようになり、たくさん踊りにいくようになると、次第に思うようになることがあります。それは、「綺麗に踊りたい」です。
多くの人の行き着く先は、この「綺麗に」の一点に絞られることでしょう。しかし、週に何度もレッスンに通える人もいれば、週一度のサークルが精一杯の人もいます。
「週一度の個人レッスンを二回に増やせれば、あの人のように上手になれるのに・・・・・・」と、お財布の中を覗いてこぼす人もいれば、週一回のサークルでも「自分のやりたいことができるのは、家族が元気なおかげ!」と感謝する人もいます。
何でも思い通りにできる人もいれば、なかなか思うようにいかない人もいますが、万人に共通するのは、「誰しも他の人には、なれない」ことです。
ですから、自分の置かれた環境の中でできることをしっかり認識し、それを最大限に有効活用しましょう。
時間のない人はない分、「効率よく上達する方法」を淡々と実行すればよいのです。
もちろん、実行するのはあなたで、私たちはその方法を本書を通じてお伝えするだけですが(笑)。
うれしいお知らせがあります――
努力して得られた幸せは、あなたの中に必ず残ります。
(「第6章 知って得するあんな話こんな話10話
(第3話)使える時間」おわり)
ハッピー・ダンシング!