SL95 Samba 15 メイ・ポール(May Pole)

投稿者: | 2020年1月27日

実をいいますとメイ・ポールでは、男性は女性の周りにサーキュラー・ボルタ(円を描く形になるので)を踊り、その間女性はコンティニュアス・ボルタ・スポット・ターンという別の踊りをします。

メイ・ポールは文字通り5月(メイ)の柱(ポール)。高い木を立て、その上から垂らした色とりどりのリボンを手にした男女が、踊りながら木の周りを回ります。5月1日のメーデーに行なわれる春を祝う祭で踊ります。

 

SL95 Samba 15 メイ・ポール
(May Pole)

 

 

■「サークルで上達するボールルーム・ダンス(ラテン編)」
メイ・ポールの頁を開きましょう。

Sa15 May Pole

 

さて、メイ・ポールまでやってきました。この後の踊り方は:-

その1.サンバ・ホイスクにつなげるのが一番簡単です。

その2.ステイショナリー・サンバ・ウォークを1小節踊り、(9)コルタ・ジャカに戻ります。

その3.男性もコンティニュアス・ボルタ・スポット・ターンを使うことがあります。その踊り方は、メイ・ポールの最後、男女が向かい合った所で【左右】をウェスト辺りまでおろし、手のひらを軽く合わせます。ここから離れて踊ります。

1. 男性は左回転の、女性は右回転のコンティニュアス・ボルタ・スポット・ターンを2小節使って2回転強し、ほぼ向かい合って終わります。

2. 続いて、【ダンス・ホールド】になりながら、ナチュラル・ベーシック・ムーヴメントを1小節踊ると、サンバ1のリバース・ベーシック・ムーブメントに戻れます。

◆男性のナチュラル・ベーシック・ムーヴメントの踊り方は、右足前進(S) →  左足を右足に寄せ、トウで床をプレス(a) → 右足に体重を戻す(S) →  左足後退(S) →  右足を左足に寄せ、トウで床をプレス(a)  →  左足に体重を戻す(S)です(2小節)。女性はこの逆になります。

 

1⃣ このアマルガメーションの場合(女性の左回転)
【前にくる主なフィガー】
・サンバ・ロックスの6歩目、12歩目から ・シャドー・ボタフォゴズの3歩目から ・プレイト など。

【後に続く主なフィガー】
・【左右】のステイショナリー・サンバ・ウォークス ・リバース・ターン ・左へのサンバ・ウィスク など。

 

2⃣ (女性の右回転)の場合
【前にくる主なフィガー】
・シャドー・ボタフォゴズの6歩目から ・(男性)左へのトラベリング・ボルタズ など。

【後に続く主なフィガー】
・コルタ・ジャカ ・(男性)右へのサンバ・ウィスク ・ナチュラル・ベーシック・ムーブメント など。

 

 

【ここに気をつけましょう】

☘💛ホールド
先行フィガーの最後から男性は【左右】を上げ始めます。男性は手のひらを女性の頭の方へ向けると、女性に対する左回転のリードになります。

☘💛男性のステップ
回転の中心に女性がいますが、外回りする男性が回転の軌道から外れていくことがあります。大きな原因の一つに、左足の置く位置が考えられます。「横に」と思っていると、回転がありますから、結果的に「後ろ」になってしまいます。ステップする位置に気をつけましょう。もう一つ、左足ボールで回転を起こし、常に女性の方に体が向くよう調整してください。顔だけとか、目だけ女性を見ていてもダメなんですよ。カウント(a)のトウは強く使い足首が緩まないようにしましょう。

 

☘💛女性のステップ
女性はその場での回転です。この回転を成功させるには、

1. 左足つま先を常に外に向けましょう。そうすると、体がついていきますから。
2. 自分の(当然ですが!)右手二の腕を左手で押さえてみましょう。そうすると右肘が外に逃げず、うまく行きます。この種の回転がうまくできない時は、常にこの方法に戻ってください。肘の位置がずれることで、問題が生じているからです。

 

 

■参考動画1(YouTubeより)

 

 

■参考動画2(Basic Routine & Demonstration / VHS Studio Himawari)
ユッカ&シルパが踊るベーシック・サンバから今回のフィガーを探してみましょう。

 

ハッピー・ダンシング!