綺麗に踊りたいという女性が後を絶ちません。もしかすると、拙書「サークルで上達するボールルーム・ダンス(ラテン編)」で紹介する【ここに気をつけましょう】のヒントが、その役に立つかも知れません。
SL46 Rumba 15 ロープ・スピニング
(Rope Spinning)
■「サークルで上達するボールルーム・ダンス(ラテン編)」
ロープ・スピニングの頁を開いてみましょう。
拙書リード部に「通常、アレマーナの最後で女性がスパイラルしてから始まりますが、これはロープ・スピニングには含まれません」と書きましたが、教師用テキストには「先行フィガーの最後で男性は女性にスパイラル・ターンさせる」とした前置きの後で、ロープ・スピニング6歩の説明があることをお伝えします。
【前にくる主なフィガー】
・アレマーナ ・ナチュラル・トップ ・スリー・アレマーナズ など。
【後に続く主なフィガー】
・ロープ・スピニング ・オープニング・アウト ・クローズド・ヒップ・ツイスト ・コンティニュアス・ヒップ・ツイスト など。
【ここに気をつけましょう】
☘スパイラルでのリード:【左右】は振り回しません。「ではどうするの?」 女性に向けている手のひらを、その場で、手首からふわっと、空手チョップする形で手のひらを、斜めに自分の方に向ければ十分伝わります。
☘ロープ・スピニングでのリード:スパイラルを上手にリードできたら、1~3歩での【左右】は、女性の歩きについて行きましょう。前半で左へのサイド・クカラーチャ、後半で後退のクカラーチャを “しっかり踊る” 事も大切なリードです。
スパイラル: 多くの女性はここで「回ろう!」としてしまい力が入り、回転に失敗します。ここは、「回ろう」としない方法で綺麗に踊りましょう。次の方法を試してください。
💛顔だけ回す:アレマーナの最後は殆ど男性の方を向いていますね。そこから “顔だけ” くるりと回転させます。右足は左足にからみついた形になります。向き終わる方向はロープ・スピニングに出て行く方向より、ちょっと少なめ ー 男性の右手方向 ― で大丈夫です。次の右足前進で調節できるからです。
💛片足だけで無理をしない:アレマーナ最後のカウント(4.1)の(1)では通常左足を軸に回転しますが、これを、両足の中心(両足トウ)で回転 → 左足に乗って終わる方法も試してください。
💛ロープ・スピニング: 1~3歩目はしっかりウォークを心掛けましょう。男性の背中のすぐ後ろを直進する気持ちで2~3歩目を歩くと、【左右】が遠くならず安心ですよ。4~6歩にかけては、脇が甘くならないよう気をつけ、男性の引き込みのリードにしっかり対応しましょう。終始、あいている左手は綺麗に見せる使い方を工夫しましょう。歩く軌跡は決して「投げ縄」の様な円は描きません。
■参考動画1
アンドレ・スクフカ&カタリーナ・ヴェントゥリーニ(Andrej Skufca & Katarina Venturini)のベーシック・ルンバです。ロープ・スピニングは下に書き出したアマルガメーションの13番目に出てきます。
(出典:”BASIC with STYLE” Studio Himawari 2004)
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- Backward Basic Movement (1 bar)
- Open Basic (1)
- Natural Top (3)
- Closed Hip Twist into Fan (2)
- Three Alemana (4)
- Continuous Hip Twist (2)
- Continuous Circular Hip Twist into Fan (4)
- Hockey Stick (2)
- Open Basic into Progressive Walk Backward (2)
- Cuban Rocks (1)
- Fan (1)
- Alemana (2)
- Rope Spinning (2)
- New York (2)
- Hand to Hand (1)
- Spiral into Fallaway (2)
- Cuban Rocks (1)
- Spot Turn (1)
- Basic Movement (2)
- Cuban Rocks with Tap (1)
- Opening Out Right to Left (3)
- Slow Spiral (1)
- Fan (1)
- Hockey Stick (2)
- Three Threes (4)
ハッピー・ダンシング!