さあ、女性は綺麗に踊って見ている人を魅了してしまいましょう! 後半では「自分の手をくぐる」と思うと三度笠をかぶる動作になってしまいますから、そこは気をつけて行きましょう。
SL34 Rumba 05 アレマーナ
(Alemana)
手元の「西語—英語辞書(Cassell’s Spanish-English Dictionary)には、アレマーナは「ドイツやフランダースの踊りを起源とする古いスパニッシュ・ダンス」とあり、ルンバやチャチャチャのアレマーナはこの踊りの動きからきていると推測されます。辞書には「(スペイン語で)ドイツ人、ドイツ人女性」の意味もでています。
最初に動画を見てみましょう。
■動画1
YouTubeにアップされているレッスンビデオです。
■参考動画2
フランコ&オクサナの動画も見てみましょう。
(LATIN MOTION / Studio Himawari)
1. Curl with Aida ending
2. Cuban Rocks
3. Spot Turn
4. Time Step
5. Underarm Turn to L & R
6. Opening Out to R , L,
7. Opening Out to R with Spiral ending
8. Open Hip Twist
9. Hockey Stick
10. Open Basic
11. Continuous Hip Twist
12. Circular Hip Twist
13. Alemana
14. Rope Spinning
■「サークルで上達するボールルーム・ダンス(ラテン編)」
アレマーナのページを開いてみましょう。動画を見た上で説明を読むと理解が深まることでしょう。
■アレマーナにおけるリード - 男性左手と女性右手
ホールドの変化をみてみましょう。文章では感じが掴みにくいと思いますが、大切な事は終始男女の手が離れる事なく絡み合っているという事です。この方法を覚えると、多くの場面で対応ができます。
1歩目(カウント2):
男性手のひらは親指が上になるよう、女性の手のひらは下向きで、指と指が引っかかり、外れないようにします。自分の両手の指を引っ掛けて、引っ張って見ましょう。その軽く引っかかった感じをパートナーの手と持ち合うようにします。(写真右)
2歩目(3):
カウント3の終わり頃には、男性の指外側が女性の手のひらに包まれています。女性の指は軽く男性の指にひっかかっています。
3歩目(4.1):
男性は指を揃えたまま、外側から内側に変えていきます。このアクションの間、ずーっと女性の手のひらに触れています。
カウント(1)で、男性は指のつけ根に近いほうの指で女性の手のひらを受け止めます。この時男性はボディと顔を心持ち女性の方に向けると ~ そう、交通整理のおまわりさんのように ~ 女性は 「ホッケー・スティックじゃないのね、アレマーナなのね」 と分かってくれます。
女性は前進の動きを止められますが、右手で男性の手を押しのけるような事はしません。右足、右ヒップに乗り、ボディを伸ばしておくと良いでしょう。
4歩目(2):
男性は指を揃えたまま、女性の手にかけた圧力を「ふわっ」と、一瞬上の方向に抜きます。女性も相手を押して回ろうとしないこと。
※上のフランコ&オクサナの動画の二人の手を観察しましょう。男性が大振りしていないことが分かるでしょう。
5歩目(3):
男性の仕事は女性の手について行くこと。ただし、指がひっかかっている感じを失わないように。女性を回そうとすると、振り回す結果になります。女性は男性が指を軽く引っ掛けてきますから、同じようにして、引っ掛かりをなくさないようにしましょう。
6歩目(4.1):
男性は引っかかっている指とボディを使って、女性を【ダンス・ホールド】に引き寄せます。女性は右手指先から手首、肘、脇、右腰へのコネクションを失わないように気をつけると、綺麗な形で男性の正面に入って行けます。
ハッピー・ダンシング!