SL31 Rumba 02 ホッケー・スティック(Hockey Stick)

投稿者: | 2020年1月22日

下の画像はホッケー・スティックです。ルンバのフィガー名は女性の移動軌跡がホッケー・スティックに似ているところから付いたと思われます。 でも、ホッケー・スティックを踊る女性の中に、曲がりを削って直進してしまう人がいます。できればホッケーに使える形にしてもらえると有難いです。勿論、その方向へとリードするのは男性の役割です。

 

SL31 Rumba 02 ホッケー・スティック
(Hockey Stick)

 

拙書では(上に書いたように)「フィガー名は女性の移動軌跡がホッケー・スティックに似ているところから付いたと思われます」と書きましたが、高齢になったミス・ラベルの映像(2018年3月に発見)の中で、フィガー名としてのホッケー・スティックは(ピエールと二人で)足の軌跡の形から付けたと話していました。当たっていて良かったです(笑)。

 

 

■「サークルで上達するボールルーム・ダンス(ラテン編)」
ホッケー・スティックの頁を開きましょう。

R02 Hockey Stick

 

【前にくる主なフィガー】
・オープン・ヒップ・ツイスト、クローズド・ヒップ・ツイストなどファン・ポジションで終わるフィガー。

【後に続く主なフィガー】
・オープン・ヒップ・ツイスト ・カール ・スリー・スリーズ など。

 

【ここに 気をつけましょう】
女性はホッケー・スティックで「動いていく軌跡」の基本を1歩1歩確認しながら踏んできちんと理解しましょう。拙書の説明通りに行おうとすると、必然的にファン・ポジション(オープン・ヒップ・ツイスト最後の形)も正しくなります。こうしたことを理解しているだけで踊りの質が高くなります。

 

 

■参考動画1
後半にOpen CPPの終わり方が出ています。

 

 

■参考動画2
フランコ&オクサナ(Franco Formica & Oxana Lebedew)のレッスンビデオです。45秒辺りのオープン・ヒップ・ツイストからホッケー・スティックに続いています。踊る二人の「肘」の柔らかさを観察しましょう。動画のルーティンは下に記載しています。


(LATIN MOTION / Studio Himawari)

1. Curl with Aida ending
2. Cuban Rocks
3. Spot Turn
4. Time Step
5. Underarm Turn to L & R
6. Opening Out to R , L,
7. Opening Out to R with Spiral ending
8. Open Hip Twist
9. Hockey Stick
10. Open Basic
11. Continuous Hip Twist
12. Circular Hip Twist
13. Alemana
14. Rope Spinning

 

 

これでグレードアップ!
上手に踊るコツ (2021/03追加)

男性はここに 気をつけましょう

  • 1歩目で、【左右】のホールドを動かさないように気をつけます。実際には、女性に足を踏み返させる合図は送るのですが、押したり引いたり、上げたり下げたりはしません。
    「では、どこで?」
    ファン・ポジションの右足にヒップが乗り、1歩目前進に切り返る瞬間にボディからホールドを通して、女性にリードが伝わります。
  • 1歩目女性の足の踏みかえで、女性の方にバランスを取られる事があります。取られないようにするには、右手をだらりと下げていないで、しっかり横に伸ばしましょう。自然にボディの張りが出ます。この時、右足の上にしっかり体重を乗せることが大切です。

 

女性はここに気をつけましょう

1歩目の足の踏みかえ

「踏みかえがしまりのない感じがします。どう言う風に踊れば良いのですか?」との質問を良く受けます。同じ悩みを持っている人は、次の要領で試してみてください。

1歩目は左足に右足を揃え、足のボールからヒールにおろしますが、しっかり足首→膝(伸ばす)を使います。続いてヒップに乗り、左足前進に移りますが、そこまでの動きを分解すると:-

  1. 初めに左足の膝がグッと後ろに伸び、ヒップが乗っています。まず、これを確認しましょう。

  2. 次に、前方にポイントしていた右足つま先を左足に揃えます。まだ左足膝は伸び、右足の膝はかなり緩んでいます。

  3. 左膝の様に右膝を、ヒップを乗せながら伸ばし、同時に左膝を右膝の様に緩めていきます。このアクションを例えれば、左足を通して床にかけている重さを90、右足を10とすると、床にかかる合計100の重さを変えることなく、右足に重さを移し変える感じです。床にかかる重さが変わると、「ふ抜けた」踊りになってしまいます。この間、頭はそのままの所に置いておきます。ぶれる事もなければ、高さも変わりません。 

 

●4歩目: 

足型図を見て欲しいのですが、ホッケー・スティックの形になっているでしょ? だから、この左足は左斜め前方に出しましょう。

これを男性の前をまっすぐ横切って行く人がたくさんいますが、それだとホッケー・スティックじゃなく、ただのスティックになってしまいます。「踊れるからいいじゃない」と思われるかもしれませんが、説明どおりにステップすると本当に踊りやすくなります。

 

男性も女性が斜め前に出るようリードをします。その辺りをどうすればよいか、次の方法で練習してみましょう。

  1. 女性の右手はお蕎麦屋さんの出前のイメージ(写真)です。手には空のお盆だけが乗っている位の重さを感じます。

  2. 男性の左手は浮き上がってくるお盆を上から軽く抑えつつ、それを進行方向に少し移動させます。

  3. 男女とも、写真の形で数歩歩く練習をしましょう。女性を振り向かせるのは右足に乗った瞬間です。

(モデル:穐吉泰典&戸田裕子組)

 

●5歩目

その1
女性の右手が後方に残り、右足前進でひっくり返りそうになっている人がいます。4歩目同様5歩目はそんなに大きくステップしなくて良いのです。男性が追いかけてくるのが大変ですから。大きくステップしなければひっくり返りそうにもなりません。足型図を参照にしてください。男性もバックの足を大きくしない事です。ヒップは乗りますが、ボディは前にキープしておきます。

 

その2
振り向きざま、「ものすごい勢いで」「勝手に」 右手を振り下ろす女性がいます。これには男性もお手上げです。一方、女性がそうしたくなる気持ちが分からないでもありません。プロの踊り方でよく見かけるからです。でも、「勝手に」は駄目です。そんなにがんばらないで、さりげなく手を下ろすのも美しいと思いますよ。

4歩目5歩目にかけて自然に【左右】を女性の左肩あたりまで持っていって(写真)、自然に振り返ると崩れにくいと思います。いずれにせよ、回転の始まりは男性がリードしますから、それに従ってください。

(モデル:穐吉泰典&戸田裕子組)

「そんなリードをしてくれる男性がいない?」 

そんな時は、淑やかに自分で右回転しましょう。淑やかに、さりげなく行なう気遣いもフォローの一部です。

 

ハッピー・ダンシング!