さて、初心者に必要な4つのフィガーは覚えましたか? とても難しく感じている人がいる一方で、案外簡単に思った人もいると思います。あなたはどちらですか?
SB05 Blues 基本ステップで上級レベルに到達する作戦1
さて、前回「1粒で2度おいしい作戦」と、お話しましたが、これからお話することを実行すれば「かなりのレベル」に到達できる方法です。しかも、早期に! 上手くいけば、2度なんてものじゃなく、3度も4度もおいしい作戦になるかも知れません。
そんなうまい話はないと考えるかも知れませんが、実は「上手な人」と「上手じゃない人」の違いは、ごく僅かしかありません。それは、長年のサークル活動で目撃してきています。
そこで、上手な人の踊りを考えてみると:-
1.姿かたちが綺麗。
2.動きが綺麗。
3.踊りって感じがする。
4.退屈しない。
一方、上手じゃない人は、上の反対です:-
1.姿かたちが綺麗じゃない。
2.動きも綺麗じゃない。
3.ただ動いているだけの感じがする。
4.同じことの繰り返しで、退屈する。
つまり、私たちサークルで踊る者は、こうした上手じゃない人が陥りやすい幾つかの過ちに「陥らないように」気を付けながら勉強していけばよい訳です。それは何か――今回はその中のひとつをお話しましょう。
それは、フットワークを意識して練習することです。
ブルースは、英国ではリズム・ダンスィンクとか、パーティ会場などのように混みあった(クラッシュした)ところで踊るところから “クラッシュ・ダンスィング” とも呼ばれています。
ブルースですし混雑したフロアでは大きく踊れませんから、ある意味「フットワークは何でも良い」のですが、それでも、拙書記載のフットワークを守って踊る練習を繰り返していると、ブルースだけでなく今後の踊りも「物凄く」踊りやすくなることでしょう。
なぜなら、フットワークが自然な動きを作るからです。
日常生活の中でどんどん前に歩いているとき、私たちは片方をヒールから出て、もう片方はトウから出るような歩き方はしません。両方ともヒールから出るのが歩く目的に適っています。
ところが、このフットワークに気を配らない人が思いの外、いえ、かなり多いので驚いてしまいます。
そういう人は「動く」=「踊り」と考えているのかも知れません。しかし、「動く」と「踊り」は全く別物なのです。
かなりの人がフットワークに無頓着で踊っているということは、綺麗な踊りをしていない人が多いことになりますから、あなたがフットワークに気を配れば配った分だけ、上手な踊りを踊ることが出来ることになります。
フットワークを守ってみる → 自然な動きになる → 動きが綺麗になる
これは、まぎれもない真実です。
さあ、勉強した4つのフットワークをチェックしながらもう一度動いてみましょう。
記載したフットワーク守りると動きが滑らかになるのが感じられるますから、そうなれば、「上級レベル」にさえ近づいていると言えるでしょう。
今回は、「綺麗な踊りをするためにはフットワークを守る」というお話でした。
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クオーター・ターンズ、ナチュラル・ターン、リバース・ターン、ナチュラル・ピボット・ターン、コーナーの廻り方、そして応用編が見られます。
ハッピー・ダンシング!