女性のアンダーアーム・ターンはルンバのスポット・ターンと同じです。ただそれだけなので、拙書では「男性のダック」という技を続けて踊る形で紹介しています。
SL09 Salsa 09 アンダーアーム・ターン&男性のダック
(Underarm Turn & Man’s Duck)
このようにシンプルなステップの後に少し複雑なステップを続けて面白さを増す――これはスタンダードでもラテンでも使われる手法です。ですから、ふたつセットで踊っても、別々に踊っても全く問題ありません。
■参考動画
最初にYouTubeの動画で動きを見てみましょう。
この動画の先生は「女性のライト・ターン」と話していますが、男女手を取り合っているので、拙書では「アンダーアーム・ターン」と表現しています。
また、直にサルサのレッスンを受けると、アンダーアーム・ターンの始まりの合図として「【左右】を一度振り下ろしてから上げる」と教わることがあります。そうした動画をYouTubeで見つけることもできますが、それは「飾り」と理解しておくと良いでしょう。振り下ろしても、この動画のようにしても、どちらでも構いません。
振り下ろしても下ろさなくても、「男性が女性にアンダーアーム・ターンのリードが出来るか」「女性は男性のリードで回りきることができるか」、そこがポイントです。
■「サークルで上達するボールルーム・ダンス(ラテン編)」
アンダーアーム・ターン&男性のダックの頁を開きましょう。
S9 Lady’s Under Arm Turn & Man’s Duck
【ちょっとしたヒント】
●ここでは、男性は女性に2小節使って(右回転の)アンダーアーム・ターンさせました。女性が回り終え、再び【ダブル・ハンド・ホールド】になったところから、次に男性が左回転のアンダーアーム・ターンをすることもできます。このときのホールドは【右左】です。1小節目で回り、2小節目はバック・ベーシックです。(注1:【右左】=男性右手+女性左手のこと。 注2:通常女性の回転は2小節目で入り、男性の回転は1小節目で入ります)
●男性はダックをするときの右足後退は小さめにしましょう。また、ダックの途中で【左右】が離れても/離しても構いません。
●女性は男性がダックをしている最中の、10歩目左足をバックするのがキツイと察知したら、迷わず横にステップ(サイド・ブレイク)しましょう。
ハッピー・ダンシング!