MA17 フットワークを知らない?(その1)

投稿者: | 2020年1月6日

どこかの誰かのダンスに役に立つことを願い、拙書「社交ダンスがもっと好きになる魔法の言葉」を公開中です。今回は「フットワーク」の話しです。追加の話として「テキスト」の作られ方を示す文章を入れました。

 

MA17 第2章 サークルで上手くなる11の話
(第6話)フットワークを知らない?(その1)

 

人は生まれて知らない間に歩けるようになるので、「歩ける人は踊れる」などという言葉を聞くと、「それじゃ、私も踊れる」と思う訳です。

「歩ける人は踊れる」――――この言葉はある意味で正しいですが、別の意味では、それほど正しくありません。そのことは別の機会にお話しすることとして、ここでは、次のことを考えてみましょう。

 

あなたは恋人と手をつないで歩いています。もし、恋人が片足を怪我していて、ちょっとだけ引きずっていたらどうでしょう? 

二人はいつものようには歩けません。なぜなら、怪我をしている足の使い方が不自然だからです。

こうした足の使い方がダンスで言う「フットワーク」です。

 

「(サークルでも個人レッスンでも)ダンスを長年やっているけれど、フットワークという言葉を聞いたことがない

と言う人がたくさんいて、ひっくり返るくらい驚いてしまうことがあります。

 

それは車の免許を取りに行き、どこがブレーキでどこがアクセルかを教わらないようなものです。

「フットワークを知らない」人がいた場合、その主な責任は教える側にあると言えるでしょう。

 

「あのフットワーク?」――――いえ、あの引越し屋さんではありません。

「ふっと湧~く?」――――悪いけど、完全に違います(笑)。

 

フットワークはダンスの教本に出ていますが、私たちは「本に書いてあるからその通りにする」のではありません

本に書いてあるのは、

「ヒールから出ると楽に歩けますよ」

「高いところから下りるときはトウからが自然ですよ」

という、自然な動きをするための足の使い方を示しているに過ぎません。

 

 

自然な動きを表わしたのがフットワークです。
人為的に作ったものではありません。

(「第2章 サークルで上達する11の話(第6話)フットワークを知らない?(その1)」おわり)

 

 

■追加の話

上に「フットワークとは自然な動きを示しているに過ぎない」と書きました。それに間違いないと信じていますが、それを示す文章がありましたので、ここに備忘録として記録しておきます。

 

The Technique Books were written by studying the techniques used by the leading couples of the day and have stood the test of time.

 

(テクニック・ブックはその時代の一流カップルのテクニックを研究して書かれ、時の試練に耐えてきたものです。)

A Technique of Advanced Standard Ballroom Figures (Geoffrey Hearn) / p8)

 

 

ハッピー・ダンシング!