どこかの誰かのダンスに役に立つことを願い、拙書「社交ダンスがもっと好きになる魔法の言葉」を公開中です。今回はおしりの話。
MA09 第1章 体に関する11の話
(第9話)おしりの話
ダンスでおしりのことを考えていますか?
実は、ダンスではとてもよくおしりを使っています。おしりの意識がないと、力の抜けただらしない踊りになります。これからお話しするのは、簡単なおしりの使い方の練習法です。
①その場で真っすぐ立ちます。おしりのことを考えなくても良いです。
②そこから、つま先立ちをします。
おしりに力が入るのが分かりますか? もちろん、足指の付け根(ボール)にも力が入っています。この時点でおしりが落ちている人は、体がなんとなく重く感じますので、おしりを使ってギュッとつま先に高く上がりましょう。体が伸びて軽く感じるでしょう。始めに頭を浮かしておくのを忘れないでください。
この簡単な練習を通し、片足でも両足でも、トウやボールを使うときにおしりを意識するようにしてみてください。踊りが抜群に綺麗になります。
例えば、ワルツなら両足トウでPPになったところから出ていく瞬間や、ジルバならベーシック・ステップの3歩目(Q)も足(ボール)と一緒におしりを意識すると、踊りが変わりますよ。
おしりが上がっている姿は美しいです。日常の生活の中から、おしりを意識した美しい歩き方をしましょう。そのための良いヒントがあります。
①いったんつま先立ちするだけで、ヒップもボディも上がり綺麗な姿になります。
②余裕のある人は、つま先に立ったまま前後に足を開き、後ろ足の甲を前に出しながら、ボールで地面をグイッと押し、さらにボディを上げましょう。
③おしりとボディが上がったところで、ゆっくりヒールを下ろしてから歩き始めます。
垂れたおしりとキュッと上がってるおしり、
どっちにする?
(「第1章 体に関する11の話(第9話)おしりの話」おわり)
ハッピー・ダンシング!