MA55  ダメな踊りはない

投稿者: | 2020年2月7日

どこかの誰かのダンスに役に立つことを願い、拙書「社交ダンスがもっと好きになる魔法の言葉」を公開中。今回は最終章「知って得するあんな話こんな話10話」です。

 

 

 

MA55 第6章 知って得するあんな話こんな話10話
 (第2話)
ダメな踊りはない

 

 

パーティーに行くと、上手な人に目が留まり、その人と比較して自分を惨めに感じてはいませんか? 

 

その気持ち、分かります・・・・・・。

 

誰かに「それは間違い」と指摘されてあたふたしたり、レッスンビデオの中で示される「悪い例」が自分に酷似していて、落ち込んだりしていませんか? 

 

私にも、その経験あります・・・・・・。

 

でも、開き直って考えてみましょう。

 

そのパーティーで見た上手な人は、もしかすると、毎週三回の個人レッスンを30年も続けている人かもしれません。

 

また、例え、ビデオの中の「悪い例」が自分みたいだとしても、何を基準に「悪い」とするかです。

 

ビデオの中の「良い例」は、もっと上手な人からすれば、「悪い例」になりうることさえありますから、基準をどこに置くかで変わってきます。

 

その人が持つ運動能力や表現力に加え、何年間、どのくらいの密度で習い続けているのか、そうした経済的環境の違いもあるでしょうし、都会と地方のダンス環境の差もあるでしょう。

 

そうした環境は、人それぞれに違いますが、そうした背景を踊りから読み取ることができないだけなのです。

 

だから、ダメな踊りなど存在しないのです。

 

そして、自分のことはよく分かっているのですから、人との比較ではなく、自分の踊りを見つめていきましょう。

 

昨日の自分より今日の自分、今日の自分より明日の自分が少しでも、自分が踊りたいダンスに向かって上達していれば、それだけで充分素晴らしいことです。

 

自分らしい踊りをすることが大切です。

ダンスを通して精神的にリッチになりましょう。
しかも、必死にならない方が上達します。

(「第6章 知って得するあんな話こんな話10話
(第2話)ダメな踊りはない」おわり)

 

ハッピー・ダンシング!