MA10 肩甲骨の話

投稿者: | 2020年1月4日

どこかの誰かのダンスに役に立つことを願い、拙書「社交ダンスがもっと好きになる魔法の言葉」を公開中です。今回は肩甲骨の話。

 

MA10 第1章 体に関する11の話
(第10話)肩甲骨の話

 

なんとなくだけど、肩甲骨は背骨にくっついている気がしていた・・・・・・。お恥ずかしながら自分のことです。でも、なんとなくですよ。なんとなくです!

肩甲骨が背骨と関節で繋がっていると思っていた訳ではありませんが、告白すると、なんとなく亀の甲羅のように背中に貼り付いているような、そんなイメージを持っていました。・・・・・・少しだけですよ(汗)! 

 

ところが、骨格を見ると肩甲骨は「鎖骨の端」で繋がっているだけの、とても不安定な存在なのです。それが背中にちゃんといられるのは筋肉が支えているからでした。

 

 

骨格模型から、背中を甲羅のように一枚にしなくて良いことが分かりました。

さらには、肩甲骨を支える筋肉を「柔らかく使ってよい」ことが分かってきました。

 

愉快なことに、肩甲骨に対する考えが変わると、世の中が違って見え始めました。例えば、世界のトップ・ダンサーの、特に、ラテンの女性の踊りを見ると、女性の肩甲骨がグイグイ、非常によく動いているのが改めて納得できました。

 

また、ファッションショーで颯爽とキャット・ウォークを歩くトップ・モデルたちの背中が固まっていないことも見えてくるのでした。

そして、モデルになった気持ちで歩いてみると、確かに、背中を固めているとおかしいと感じるのでした。あなたも、やってみてください。

 

肩甲骨は、とても可動域の広い骨なのでした。

 

「もっと自由でいいんだ!」
そう思うだけで背中が解放されます。

(「第1章 体に関する11の話(第10話)肩甲骨の話」おわり)

 

ハッピー・ダンシング!