MA09 おしりの話

投稿者: | 2020年1月4日

どこかの誰かのダンスに役に立つことを願い、拙書「社交ダンスがもっと好きになる魔法の言葉」を公開中です。今回はおしりの話。

 

MA09 第1章 体に関する11の話
(第9話)おしりの話

 

ダンスでおしりのことを考えていますか? 

実は、ダンスではとてもよくおしりを使っています。おしりの意識がないと、力の抜けただらしない踊りになります。これからお話しするのは、簡単なおしりの使い方の練習法です。

 

①その場で真っすぐ立ちます。おしりのことを考えなくても良いです。

②そこから、つま先立ちをします。

おしりに力が入るのが分かりますか? もちろん、足指の付け根(ボール)にも力が入っています。この時点でおしりが落ちている人は、体がなんとなく重く感じますので、おしりを使ってギュッとつま先に高く上がりましょう。体が伸びて軽く感じるでしょう。始めに頭を浮かしておくのを忘れないでください。

この簡単な練習を通し、片足でも両足でも、トウやボールを使うときにおしりを意識するようにしてみてください。踊りが抜群に綺麗になります。

例えば、ワルツなら両足トウでPPになったところから出ていく瞬間や、ジルバならベーシック・ステップの3歩目(Q)も足(ボール)と一緒におしりを意識すると、踊りが変わりますよ。

 

おしりが上がっている姿は美しいです。日常の生活の中から、おしりを意識した美しい歩き方をしましょう。そのための良いヒントがあります。

 

①いったんつま先立ちするだけで、ヒップもボディも上がり綺麗な姿になります。

②余裕のある人は、つま先に立ったまま前後に足を開き、後ろ足の甲を前に出しながら、ボールで地面をグイッと押し、さらにボディを上げましょう。

③おしりとボディが上がったところで、ゆっくりヒールを下ろしてから歩き始めます。

 

垂れたおしりとキュッと上がってるおしり、
どっちにする?

(「第1章 体に関する11の話(第9話)おしりの話」おわり)

 

 

ハッピー・ダンシング!